★住居だけじゃない!?店舗併用マンションの購入前にチェックすべきポイント

1階や2階の低層階部分に、コンビニや飲食店などの「店舗」が入居しているマンションを見かけることがあります。建物内に店舗があれば、買い物や外食がとても便利な感じがしますよね。特に、コンビニなら買い忘れた物があってもすぐに買いに行けて重宝しそうです。

しかし、実際には利便性が高いというプラスの面だけではありません。店舗併用型のマンション購入で気をつけるべきポイントを紹介します。

◆何の店舗が入っている?業種によってはデメリットがある?

コンビニや飲食店が1階に入居、その上が住居層の店舗併用マンション。建物から出なくても店舗を利用できるのは嬉しいポイントです。ただ、注意したいのが「人の出入り」。建物を訪れる人は、住人以外にも店舗の利用者も含まれることになるでしょう。

しかも、営業時間が深夜にまで及んでいれば、閉店間際まで賑やかさが続きます。特に、店舗の真上の部屋を選んでしまうと「下階の音が気になる」「人の出入りのたびに声が聞こえる」など不満に感じるかもしれません。それに、不特定多数の人が出入りする建物となるため、治安的には不安は残ります。

また、あまり考えたくないですが知っておきたいのがゴキブリ・ネズミといった衛生面の問題。食品を扱っている業種である以上、発生する可能性はゼロではありません。事前に、そういったリスクまで目を向けながら確認しておきましょう。

◆管理規約はしっかりと確認しよう

賃貸で借りるマンションなら、住んでみてから引っ越すことは可能です。しかし、購入した場合には「店舗が建物内にあるのはイヤだ」と感じたからと簡単に住み替えはできないでしょう。購入するなら将来的なことまで見据えておかなければ、日々の生活にストレスを抱えたままとなってしまいます。

そこで、購入時にしっかりチェックしたいのがマンションの管理規約です。規約内容で入居する店舗に対してのルールが緩ければ、現在の店舗が出ていった後にもっと騒音が気になる店が入居するかもしれません。

例えば、『現在の店舗は午後11時頃で閉店するカフェ』だったのにその店舗が退去、『その後に入居したのが深夜まで営業する居酒屋』となる恐れもあるでしょう。管理規約で入居する店舗に対し、ある程度の制限がかけられているかどうか確認しておきたいところです。

◆まとめ

マンションのなかにコンビニや飲食店があるととても便利です。多少の賑やかさが気にならない人なら、「好環境」と感じる物件と言えるでしょう。

ただ、管理規約をしっかり確認しておかないと店舗が入れ替わったときにストレスになる可能性も否定できません。物件選びでは、「便利かどうか」以外にも目を向けながら、あらゆることを想定して慎重に考えたいものです。