★リフォームよりもおススメ?建て替えのメリット&デメリットを知ろう

住まいの老朽化が進むと、家の中や外で「直したい」と思う箇所が増えるもの。あれやこれやと修繕箇所が増えるとリフォームの規模も大きくなり、費用もかなり高くなるでしょう。

そこで、「いっそのこと建て替えした方がいいのでは?」という気持ちも出てくるかもしれません。

ここでは、住まいの建て替えを考えたときのメリットとデメリットを紹介していきます。

◆建て替えにはどんなメリットがあるの?

建て替えは、住まいを一度壊して“リセット”してから、新しく建築すること。リフォームと違って基礎からやり直しできます。古い家で耐震性が気になっているなら、新しい建築基準に沿った住宅を建てれば、「安全性」という点でリフォームよりも適しているかもしれません。

また、間取りや構造、設備が一新され“新築”に住める魅力とともに、住む場所の移動をしなくてもOK。他の地域に新築住宅を建て、「新しい場所で隣近所の人と上手くやっていけるかな」と不安を抱えることもありません。住み慣れた土地で、これからも過ごすことができます。

◆建て替えのデメリットとは?

建て替えの大きなデメリットは「費用が高い」こと。

前の家を壊す「解体費」に、新しい家を建てる「新築費用」がプラスされるのでフルリフォームを上回る費用がかかってしまいます。さらに、家を建てている間の「仮住まい」にもお金がかかります。

実家などに一時的に住まわせてもらえると費用的にはリーズナブルですが、一般的には半年程度の間、賃貸に住むことになるでしょう。敷金や礼金をかけて賃貸契約をすることはもちろんですが、引っ越しにもお金かがかかり、想像以上にコストと手間がかかることを覚悟しておきましょう。

新築したときには、新しい建物の登記のために司法書士に依頼するための費用もかかります。さらには、不動産取得税や登録免許税などの税金も支払う必要が出てきます。新築したことで建物の価値もあがるため、固定資産税もアップすることを覚悟しておきましょう。

ただ、かなり古い建物の場合、古い法律のもと建てられているケースがあります。土地が存在するエリアや道路状況によっては、法改正により建て替えができないケースも。現在の基準を満たしていないなどで、建て替えをすることはできなければ、選択肢がリフォーム一択となってしまうこともあるでしょう。

◆まとめ

建て替えするには、解体費や建築費、仮住まいや引っ越し費用、税金など、建て替えは費用の大きさが気になるかもしれませんね。

ただ、お金や手間はかかりますが、これから長く住むことができるという将来性にメリットがあります。「子供たちに家を残してあげたい」という人には、耐震性を高めた今の基準に合せた新居は魅力的となるでしょう。

金額や手間だけで決断せず、将来的なことを含めて「建て替え」や「リフォーム」について考えてみてはいかがでしょうか。